バッドエンド後の死に戻り転生悪役令嬢は、ヤンデレ皇帝の狂愛を受ける 私が救済の歌姫なんて、聞いてませんわ!
――このままでは、ラルラの身が危険に晒される……!
慌てて目元から溢れ出る雫を指先で拭い、彼女を庇った。
「違いますわ。ラルラは何も……!」
「下がれ」
「かしこまりました」
その行動すらも、今は彼を苛立たせるスパイスにしかならない。
ラルラは会釈してから部屋を立ち去り、私達はあっという間に2人きりになってしまった。
「俺のいないところで、涙を流すとは頂けないな……」
「だ、ダグ、ラス……!」
「何があった」
咄嗟に視線を逸らそうと首を振るが、すぐに顎を掴まれて上を向かされてしまう。
水色の瞳が、これから獲物を捕食しようとしている獣のように細められる。
「こ、これは……っ。大したことでは、ありませんの……!」
「隠すな」
異論は受けつけないとばかりに凄まれてしまったら、弁解の余地はない。
いつものように突き放したら、最悪の場合は命を奪われてしまう。
私は身の危険を感じ、渋々全身から力を抜いた。
慌てて目元から溢れ出る雫を指先で拭い、彼女を庇った。
「違いますわ。ラルラは何も……!」
「下がれ」
「かしこまりました」
その行動すらも、今は彼を苛立たせるスパイスにしかならない。
ラルラは会釈してから部屋を立ち去り、私達はあっという間に2人きりになってしまった。
「俺のいないところで、涙を流すとは頂けないな……」
「だ、ダグ、ラス……!」
「何があった」
咄嗟に視線を逸らそうと首を振るが、すぐに顎を掴まれて上を向かされてしまう。
水色の瞳が、これから獲物を捕食しようとしている獣のように細められる。
「こ、これは……っ。大したことでは、ありませんの……!」
「隠すな」
異論は受けつけないとばかりに凄まれてしまったら、弁解の余地はない。
いつものように突き放したら、最悪の場合は命を奪われてしまう。
私は身の危険を感じ、渋々全身から力を抜いた。