転生したけど捨てられそうなので、兄妹で楽しく生きることにします~超チートな家出兄妹は辺境で幸せ家族ができました~
 子供達も、自分達でたくましくお小遣い稼ぎをしていて、実のところ辺境伯家の持ち出しというのは想っているほど多くはないらしい。

「それに、魔物の素材ってよく売れるだろ? でかい魔石の捕れる魔物が出ることがあってさ、辺境伯家の者がとどめをさしたら、その魔石を売った費用はそういうところに回すんだよ」

 強い魔物というのは、それだけ巨大な魔石を体内に持っている。魔石が大きければ大きいほど利用価値があるため、王都でオークションにかけるという。

「大きな魔石をインテリアがわりにする貴族もいてさ、これがまあいい値がつくんだ」

 どれだけ質のいい魔石をインテリアにできるのか競っている者も多いらしく、こちらの収入も馬鹿にならないという。
 つまり、辺境伯家の財政が苦しくなるような援助はしていないということのようだ。

「……そっか」
「たぶん、うちの領地の気風っていうのもあるんだろうな。皆、自分のできることを探している」

 と、ジョイはしみじみと付け足した。
 余程の事情がない限り、皆、何かしら自分のできることを探すことが多いらしい。
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