転生したけど捨てられそうなので、兄妹で楽しく生きることにします~超チートな家出兄妹は辺境で幸せ家族ができました~
「駄目。アーゲルは俺と組むんだから」
「ジョイと?」
ひょいと背後から現れたジョイが、アーゲルを抱え上げた。ちゃんと包丁を手にしていないことを確認してからのあたり、気配りの王子様だ。
抱えられたアーゲルは手足をばたばたさせているが、ジョイからは逃れられそうにない。
「じゃあ、ジョイも一緒に来いよ。それなら、今と同じだろ」
「そうか? そうか……そうだな」
ジョイは納得した様子で、アーゲルを下ろす。むぅとユリアは口を尖らせた。
「あたしは一緒に行けない……!」
だって、ユリアは魔術は使えない。それなら、ユリアひとりお留守番になってしまう。
「行くよ? 一緒に行く」
慌ててアーゲルはユリアの方を振り返った。
「ユリアを置いていくはずないでしょ!」
「大丈夫よ、ユリアも強くなればいいの」
ティリスが背後から顔を覗き込んでくる。
「強く?」
「そうよ! 辺境伯様から剣を学んでいるのでしょう? 剣の達人になればいいのよ!」
なるほど。ティリスの言うことにも一理ある。ユリアも、ダンジョンに行っても足を引っ張らないぐらい強くなればいいのだ。
「ジョイと?」
ひょいと背後から現れたジョイが、アーゲルを抱え上げた。ちゃんと包丁を手にしていないことを確認してからのあたり、気配りの王子様だ。
抱えられたアーゲルは手足をばたばたさせているが、ジョイからは逃れられそうにない。
「じゃあ、ジョイも一緒に来いよ。それなら、今と同じだろ」
「そうか? そうか……そうだな」
ジョイは納得した様子で、アーゲルを下ろす。むぅとユリアは口を尖らせた。
「あたしは一緒に行けない……!」
だって、ユリアは魔術は使えない。それなら、ユリアひとりお留守番になってしまう。
「行くよ? 一緒に行く」
慌ててアーゲルはユリアの方を振り返った。
「ユリアを置いていくはずないでしょ!」
「大丈夫よ、ユリアも強くなればいいの」
ティリスが背後から顔を覗き込んでくる。
「強く?」
「そうよ! 辺境伯様から剣を学んでいるのでしょう? 剣の達人になればいいのよ!」
なるほど。ティリスの言うことにも一理ある。ユリアも、ダンジョンに行っても足を引っ張らないぐらい強くなればいいのだ。