転生したけど捨てられそうなので、兄妹で楽しく生きることにします~超チートな家出兄妹は辺境で幸せ家族ができました~
叫んでソファの背もたれに勢いよく背中を預けたのはジョイだった。行儀悪く、背もたれに両腕も投げ出してしまっている。
「王家が俺達に悪感情を持つだって? そんなことになったら、困るのは王家の方だろうに」
「そうなの?」
ジョイはまったく心配していないように見えるけれど、どうして王家が困るのかがユリアにはわからない。
「俺達は魔物を押さえているんだぞ。その力が王家に向けばどうなるのかわからないほど愚かではないということさ」
ラーヴァルは歯を剥いて悪い顔をして見せた。愚かではないって、そんな言い方をしてしまって問題ないのだろうか。
「……にいちゃ、どうするつもりなの?」
それよりユリアが気になるのは、アーゲルのことである。
だって、以前、辺境伯家の人々に自分達の正体を知られた時、アーゲルはユリアを連れて一気に転移してしまった。
あの時は、辺境伯家にとどまるという選択肢は、彼の中にはなかっただろう。
「……僕は、ここにいたいです。あの家には帰りたくない」
「そうか。俺達の子供に手を出そうというのなら、こちらとしても受けて立つ」
「王家が俺達に悪感情を持つだって? そんなことになったら、困るのは王家の方だろうに」
「そうなの?」
ジョイはまったく心配していないように見えるけれど、どうして王家が困るのかがユリアにはわからない。
「俺達は魔物を押さえているんだぞ。その力が王家に向けばどうなるのかわからないほど愚かではないということさ」
ラーヴァルは歯を剥いて悪い顔をして見せた。愚かではないって、そんな言い方をしてしまって問題ないのだろうか。
「……にいちゃ、どうするつもりなの?」
それよりユリアが気になるのは、アーゲルのことである。
だって、以前、辺境伯家の人々に自分達の正体を知られた時、アーゲルはユリアを連れて一気に転移してしまった。
あの時は、辺境伯家にとどまるという選択肢は、彼の中にはなかっただろう。
「……僕は、ここにいたいです。あの家には帰りたくない」
「そうか。俺達の子供に手を出そうというのなら、こちらとしても受けて立つ」