転生したけど捨てられそうなので、兄妹で楽しく生きることにします~超チートな家出兄妹は辺境で幸せ家族ができました~
「というか、お前ら……」
「あたし、何もしてない」
「僕もー」
ユリアとアーゲルの前で、両手を腰に当てたジョイは嘆息する。
できる限りのことはすると決めた。できる限りのことをしただけだ。
「いくらなんでも、あのサイズの落とし穴! 一気に作るとかどうかしてるだろ!」
「だって、行けそうな気がしたから」
「……こんな、大発生の解決、見たことがない」
いつもは爽やかお兄さんのジョイが、すっかりやさぐれてしまっている。
いや、ジョイは悪くない。アーゲルも悪くはないけれど。
「……でも、悪くはなかったでしょ」
「思っていた以上に被害を減らせたからな」
話を聞いた人の大半は「嘘だ!」と叫ぶだろう。
アーゲルは、魔物達の前に大きな落とし穴を一気に作った。いや、落とし穴というか……街の周囲を半円状に囲う堀のようなものと言えばいいだろうか。
いずれにしても、先頭を走っていた魔物達はその穴に落ちた。一度には止まれないから、次々に穴に落ちることになる。さらに前進しようとしても、穴に落ちるだけ。下の方にいた魔物の末路は御察しである。
「あたし、何もしてない」
「僕もー」
ユリアとアーゲルの前で、両手を腰に当てたジョイは嘆息する。
できる限りのことはすると決めた。できる限りのことをしただけだ。
「いくらなんでも、あのサイズの落とし穴! 一気に作るとかどうかしてるだろ!」
「だって、行けそうな気がしたから」
「……こんな、大発生の解決、見たことがない」
いつもは爽やかお兄さんのジョイが、すっかりやさぐれてしまっている。
いや、ジョイは悪くない。アーゲルも悪くはないけれど。
「……でも、悪くはなかったでしょ」
「思っていた以上に被害を減らせたからな」
話を聞いた人の大半は「嘘だ!」と叫ぶだろう。
アーゲルは、魔物達の前に大きな落とし穴を一気に作った。いや、落とし穴というか……街の周囲を半円状に囲う堀のようなものと言えばいいだろうか。
いずれにしても、先頭を走っていた魔物達はその穴に落ちた。一度には止まれないから、次々に穴に落ちることになる。さらに前進しようとしても、穴に落ちるだけ。下の方にいた魔物の末路は御察しである。