転生したけど捨てられそうなので、兄妹で楽しく生きることにします~超チートな家出兄妹は辺境で幸せ家族ができました~
たしかにアーゲルは剣術の才能に恵まれてはいないかもしれないけれど、サールドの手に負えないほどの魔物を一息に退治できるのなら、伯爵家の戦力に充分数えられるだろうに。
とはいえ、この家に縛り付けられたいわけではないので、伯爵家の人々がアーゲルの能力を軽視しているのは幸いと言えば幸いだ。いろいろと面白くないのは事実だけれど。
その日の夕食は、サールドが魔物を討伐した話で持ちきりだった。いつもより、アーゲルとユリアの皿にも肉が多めに盛り付けられているのは、サールドが初めて魔物を退治した祝いらしい。今日、サールドが倒したということになっているキラーコッコの肉だそうだ。
(……肉に罪はない)
ナイフとフォークを使って、キラーコッコの肉を切り分ける。ローズマリーの香りが効いていて、非常に美味だ。
「さすがだ、サールド。私が初めて魔物を退治したのは十歳の時だったからな」
「簡単でしたよ、父上」
と、サールドはにやにやしているが、アーゲルの手柄を横取りしただけである。
口を開きかけ、だが開いてもろくなことにはならないだろうと口を閉じた。
とはいえ、この家に縛り付けられたいわけではないので、伯爵家の人々がアーゲルの能力を軽視しているのは幸いと言えば幸いだ。いろいろと面白くないのは事実だけれど。
その日の夕食は、サールドが魔物を討伐した話で持ちきりだった。いつもより、アーゲルとユリアの皿にも肉が多めに盛り付けられているのは、サールドが初めて魔物を退治した祝いらしい。今日、サールドが倒したということになっているキラーコッコの肉だそうだ。
(……肉に罪はない)
ナイフとフォークを使って、キラーコッコの肉を切り分ける。ローズマリーの香りが効いていて、非常に美味だ。
「さすがだ、サールド。私が初めて魔物を退治したのは十歳の時だったからな」
「簡単でしたよ、父上」
と、サールドはにやにやしているが、アーゲルの手柄を横取りしただけである。
口を開きかけ、だが開いてもろくなことにはならないだろうと口を閉じた。