転生したけど捨てられそうなので、兄妹で楽しく生きることにします~超チートな家出兄妹は辺境で幸せ家族ができました~
と女の人の声がしたかと思ったら、魔物の目に矢が突き刺さる――と同時に、大きな盾に魔物が激突するのが見えた。
ユリアは脇に転がされたかと思ったら、ユリアを抱えていた誰かが魔物の方に向かっていく。
「痛い!」
乱暴に放り出されたものだから、肘をしたたかに打ち付けた。
と、横にアーゲルが転がされてくる。こちらは、お尻から地面に落とされたみたいだ。
見る間に魔物は殲滅(せんめつ)されていく。その場でユリアは足を踏み鳴らした。ユリアとアーゲルの獲物を横取りしたのだ。信じられない。
「……ごめん、しくじった」
「……にいちゃ?」
アーゲルが青ざめているので、ユリアは首を傾げた。そんなこと、気にしなくていいだろうに。
「しくじったって?」
「人が近くにいるのに気づいてなかったんだよ。魔物の方にばかり気を取られて……」
アーゲルに言われて目を向けてみれば、それぞればらばらではあるが動きやすそうな防具に身を包んだ人達が、魔物を仕留めたのを確認している様子だった。
彼らは巧みな腕の持ち主らしく、あっという間に三頭の魔物は地面に倒された。
(あたしとにいちゃのご飯!)
ユリアは脇に転がされたかと思ったら、ユリアを抱えていた誰かが魔物の方に向かっていく。
「痛い!」
乱暴に放り出されたものだから、肘をしたたかに打ち付けた。
と、横にアーゲルが転がされてくる。こちらは、お尻から地面に落とされたみたいだ。
見る間に魔物は殲滅(せんめつ)されていく。その場でユリアは足を踏み鳴らした。ユリアとアーゲルの獲物を横取りしたのだ。信じられない。
「……ごめん、しくじった」
「……にいちゃ?」
アーゲルが青ざめているので、ユリアは首を傾げた。そんなこと、気にしなくていいだろうに。
「しくじったって?」
「人が近くにいるのに気づいてなかったんだよ。魔物の方にばかり気を取られて……」
アーゲルに言われて目を向けてみれば、それぞればらばらではあるが動きやすそうな防具に身を包んだ人達が、魔物を仕留めたのを確認している様子だった。
彼らは巧みな腕の持ち主らしく、あっという間に三頭の魔物は地面に倒された。
(あたしとにいちゃのご飯!)