転生したけど捨てられそうなので、兄妹で楽しく生きることにします~超チートな家出兄妹は辺境で幸せ家族ができました~
そして、ジョイがいる時には、剣を使うジョイも前衛に立つという。彼らと一緒なら、たしかに危険はないのだろう。
「ふたりのおじいさんとおばあさんも、子供だけで旅をするより、俺達と一緒の方が安心なんじゃないかな? もし、ふたりに会えなかったら、領地の養育施設に俺が口をきいてやるし」
ジョイはそう言うけれど、嫌だなとユリアは思った。彼らと一緒に行きたくない――アーゲルとふたりの方がずっと安心なのに。でも、ここでごねるのも得策ではないのだろう。
「よろしくお願いします」
しぶしぶアーゲルが彼らに向かって頭を下げた。
「うん、子供は素直なのが一番」
クヴァールがユリアの頭を撫でようとしたので、ユリアはくいっと首を曲げて彼の手を避けた。触らせてたまるものか。獲物を横取りしたくせに。
結局、それからさほど行かないうちに野営をすることになった。本当なら、子供の足でももう少し先まで行けたのに。
冒険者達は野営用のテントを立て、燃料になりそうなものを集めに行く。
膨れっ面になりながら、ユリアは食事の準備に取りかかった。
「……今夜は、雨になるかもしれないね」
「ふたりのおじいさんとおばあさんも、子供だけで旅をするより、俺達と一緒の方が安心なんじゃないかな? もし、ふたりに会えなかったら、領地の養育施設に俺が口をきいてやるし」
ジョイはそう言うけれど、嫌だなとユリアは思った。彼らと一緒に行きたくない――アーゲルとふたりの方がずっと安心なのに。でも、ここでごねるのも得策ではないのだろう。
「よろしくお願いします」
しぶしぶアーゲルが彼らに向かって頭を下げた。
「うん、子供は素直なのが一番」
クヴァールがユリアの頭を撫でようとしたので、ユリアはくいっと首を曲げて彼の手を避けた。触らせてたまるものか。獲物を横取りしたくせに。
結局、それからさほど行かないうちに野営をすることになった。本当なら、子供の足でももう少し先まで行けたのに。
冒険者達は野営用のテントを立て、燃料になりそうなものを集めに行く。
膨れっ面になりながら、ユリアは食事の準備に取りかかった。
「……今夜は、雨になるかもしれないね」