転生したけど捨てられそうなので、兄妹で楽しく生きることにします~超チートな家出兄妹は辺境で幸せ家族ができました~
「あとで料理人にそう伝えておくよ。でなかったら、俺が連れて行ってやるから、自分で礼を言うか?」
「そうする!」
アーゲルの言葉をジョイが汲(く)み取ってくれて、あとで厨房に挨拶に行くことになった。目の前の皿には、頼めば頼んだだけ肉が切り分けられる。
欲望の赴くままに、夢中で食べた。
「……美味しい。でも悲しい」
「どうして?」
美味しいのに悲しいとまったく違う意味合いの言葉を口にしたユリアに、辺境伯夫人が目を向けた。
「美味しいからもっと食べたいのに、もう入らなくて悲しい……」
前世では、こんなに食い意地が張っていただろうか。食べられないのを悲しいと思うなんて、初めてかもしれない。
ユリアの言葉を聞いた辺境伯夫人は、食卓だというのに軽やかな笑い声をあげた。それはもう嬉しそうに。
「ユリア、それは料理人にとっては最高の誉め言葉よ! ジョイラージュ、忘れず厨房に連れて行ってあげるのよ」
「ああ、そうそう。午後のおやつの時間は俺の仕事部屋に来るといい。貰い物の菓子がある」
「あら、あなた。私はいただいていませんけれど……?」
なんだろう、この感じ。
「そうする!」
アーゲルの言葉をジョイが汲(く)み取ってくれて、あとで厨房に挨拶に行くことになった。目の前の皿には、頼めば頼んだだけ肉が切り分けられる。
欲望の赴くままに、夢中で食べた。
「……美味しい。でも悲しい」
「どうして?」
美味しいのに悲しいとまったく違う意味合いの言葉を口にしたユリアに、辺境伯夫人が目を向けた。
「美味しいからもっと食べたいのに、もう入らなくて悲しい……」
前世では、こんなに食い意地が張っていただろうか。食べられないのを悲しいと思うなんて、初めてかもしれない。
ユリアの言葉を聞いた辺境伯夫人は、食卓だというのに軽やかな笑い声をあげた。それはもう嬉しそうに。
「ユリア、それは料理人にとっては最高の誉め言葉よ! ジョイラージュ、忘れず厨房に連れて行ってあげるのよ」
「ああ、そうそう。午後のおやつの時間は俺の仕事部屋に来るといい。貰い物の菓子がある」
「あら、あなた。私はいただいていませんけれど……?」
なんだろう、この感じ。