藤崎くんのバレンタイン大作戦‼︎
「そ、そうですけど、俺はどうして別れたいと言われるのか分からないし、中身が残念て言われても、彼女に嫌われる事した覚えなんてないし分からなくて…何が残念なのか教えて欲しいくらいなんです」



俺は苦しい胸の内をおじさんに打ち明けた⁉︎



「つまり彼女に嫌われる原因も分からないと言うわけですね⁇」



おじさんは俺の心を見透かしたように痛いところをついて再度訊ねた‼︎



「まあ…そんな所です…」



あー俺の何が悪いんだろう⁇



俺は悲痛な胸の内を打ち明けた⁉︎



おじさんはニコッと笑い、「それなら彼女に告白した三ヶ月前にタイムスリップしましょうか⁇」と言って俺の両肩を押さえた…



「タイムスリップってどういう…⁉︎」



そう言い切ろうとしている間に空間が歪み、時が逆に巻き戻っていく…



うわーー



そう悲鳴をあげて間もなく、俺の目の前には三ヶ月前に正に告白をする直前の芽衣ちゃんがいた⁉︎



「藤崎くん⁇藤崎くんどうしたの⁇」



芽衣ちゃんが心配そうに俺の顔を覗き込む…



「あっ⁉︎俺…ごめん」



突然のシチュエーションに驚いて言葉が上手く出ずに辿々しくなってしまう…



芽衣ちゃんはそんな俺の様子を不審そうに見つめた…



「もう藤崎くんが私の事呼び出したんだよ⁉︎用がないなら私教室戻るよ‼︎」



芽衣ちゃんは呼び出されたのに俺が辿々しく何も言わないことにぷりぷり怒っている…



呼び出したって…



ああそうか⁉︎



俺は今三ヶ月前芽衣ちゃんに告白した日に戻ってるんだ‼︎



芽衣ちゃんは「本当に何もないなら戻るからね」と言って行ってしまおうとする…



「まっ、待って芽衣ちゃん‼︎」



俺は咄嗟に芽衣ちゃんを呼び止めた⁈



芽衣ちゃんの足がピタリと止まってこちらに振り返る…



「芽衣ちゃん。俺と付き合って‼︎俺芽衣ちゃんのことが好きなんだ」



俺は取り敢えず言いたい事だけは逃さないように咄嗟ながらも芽衣ちゃんに告白した…
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