トップアイドルは白衣の天使に恋をする
鍵を閉めて、2人でエレベーターへ
並んで立つ距離が、少し近い
ふと横を見ると、まだこっち見てる
「……何?」
「いや」
少しだけ口元が緩む
「ほんと可愛いなって思って」
「…もうっ…」
照れて視線を逸らす
「慣れろ」
昨日と同じ言葉
「そんな急には無理だよ…」
即答すると、くすっと笑われる
エレベーターが静かに降りていく
胸のドキドキが、なかなか落ち着かないまま
でも――
むしろ、心地いいくらいで
ドアが開いて、夜の空気が流れ込む
「行くぞ」
自然に手を引かれる
夜の空気が少しひんやりしていて、頬に心地いい
そのまま隣を歩きながら、ふと声をかけられる
「ご飯食べた?」
「ううん、まだ」
正直に答えると、少しだけ頷く
「じゃあ先飯な行きつけの店が近くにある」
続けて
「そこならファンにも記者にも気づかれない」
…そっか
この人は、そういう立場なんだ
大人気アイドルでファンがたくさんいて
どこでも自由に行けるわけじゃない
なぜか少し心がチクッとなった
「紗凪連れてるし誰にも邪魔されたくないから」
その一言に、胸が少しだけ跳ねる
「……」
言葉が出なくて、少しだけ視線を逸らす
「ほら、行くぞ」
自然に手首を取られる
そのまま歩き出す
夜の街の中で
少しだけ近い距離のまま――
私は、その手の温もりを感じていた
――
並んで立つ距離が、少し近い
ふと横を見ると、まだこっち見てる
「……何?」
「いや」
少しだけ口元が緩む
「ほんと可愛いなって思って」
「…もうっ…」
照れて視線を逸らす
「慣れろ」
昨日と同じ言葉
「そんな急には無理だよ…」
即答すると、くすっと笑われる
エレベーターが静かに降りていく
胸のドキドキが、なかなか落ち着かないまま
でも――
むしろ、心地いいくらいで
ドアが開いて、夜の空気が流れ込む
「行くぞ」
自然に手を引かれる
夜の空気が少しひんやりしていて、頬に心地いい
そのまま隣を歩きながら、ふと声をかけられる
「ご飯食べた?」
「ううん、まだ」
正直に答えると、少しだけ頷く
「じゃあ先飯な行きつけの店が近くにある」
続けて
「そこならファンにも記者にも気づかれない」
…そっか
この人は、そういう立場なんだ
大人気アイドルでファンがたくさんいて
どこでも自由に行けるわけじゃない
なぜか少し心がチクッとなった
「紗凪連れてるし誰にも邪魔されたくないから」
その一言に、胸が少しだけ跳ねる
「……」
言葉が出なくて、少しだけ視線を逸らす
「ほら、行くぞ」
自然に手首を取られる
そのまま歩き出す
夜の街の中で
少しだけ近い距離のまま――
私は、その手の温もりを感じていた
――