アンコールはリビングで
5. 未来への約束

それから一時間ほど、俺たちはカバナでシャンパンを飲んだり、軽いつまみを口にしたり、再び水に入って涼んだりして、極上のプライベートな夜を満喫した。

やがて、プールの終了時間を知らせる控えめなアナウンスが流れ始めた。

「……もう時間だな。帰るか、凪」

「……うん。そうだね」

バスタオルで身体を拭きながら、凪が少しだけ寂しそうに下を向いた。

「……楽しかったか?」

俺が尋ねると、彼女は顔を上げ、小さく、けれど力強く頷いた。

「うん、すっごく楽しかった。……湊、連れてきてくれてありがとう」

「ん。俺も最高だったわ」

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