アンコールはリビングで
3. 朝の置き手紙と、不吉な予感
翌朝。
私が目を覚ました時、隣のシーツはすでに冷たくなっていた。
「……湊?」
リビングに出ると、部屋の中はシンと静まり返っていた。
時計を見ると、まだ朝の6時を回ったところだった。
ダイニングテーブルの上には何もなく、キッチンの方へ行ってみると、シンクの中に、昨夜私が作ったスープの器とサラダの小鉢が、水に浸けられて置かれていた。
(あ……食べてくれたんだ)
ちゃんと約束通り、朝早く起きて食べてから出かけたのだ。
少しだけ安堵してダイニングテーブルに戻ると、私がいつも仕事用のメモに使っている小さな付箋が、テーブルの真ん中にぽつんと貼られているのに気がついた。
見慣れた、少し癖のある湊の字。
翌朝。
私が目を覚ました時、隣のシーツはすでに冷たくなっていた。
「……湊?」
リビングに出ると、部屋の中はシンと静まり返っていた。
時計を見ると、まだ朝の6時を回ったところだった。
ダイニングテーブルの上には何もなく、キッチンの方へ行ってみると、シンクの中に、昨夜私が作ったスープの器とサラダの小鉢が、水に浸けられて置かれていた。
(あ……食べてくれたんだ)
ちゃんと約束通り、朝早く起きて食べてから出かけたのだ。
少しだけ安堵してダイニングテーブルに戻ると、私がいつも仕事用のメモに使っている小さな付箋が、テーブルの真ん中にぽつんと貼られているのに気がついた。
見慣れた、少し癖のある湊の字。