アンコールはリビングで
「で? 相手の子に俄然興味が出てきたわ! お名前は!?」

「……水沢凪さん。大亜印刷ってとこで、現場のディレクターやってる」

「へー! 大手企業でバリバリ働いてる会社員なのね。私と同じ、自立した働く女性……ますます好感が持てるわ」

弁護士としてゴリゴリに働いている姉貴は、凪の職業を聞いてすでに親近感を抱いているようだった。

「どうやって出会ったの? おしえておしえて!」

姉貴の勢いに押され、俺はガレリアプラザの非常階段で俺の歌を聞かれていたことや、簡単な馴れ初めを話させられた。

さらに、すでに同棲を始めていることを伝えると、2人はますます目を丸くした。

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