アンコールはリビングで
「あとは……やっぱりアイスかな。アイス食べたい……」

私は立ち上がって冷凍庫を開けようとしたけれど、昨日の夜、お風呂上がりに湊と二人で最後のファミリーパックのチョコアイスを食べてしまったことを思い出した。

「……いま、切らしてた。昨日で全部食べちゃったんだった」

「買ってくるか?」

湊が身を起こしかけたけれど、私は慌てて首を横に振った。

「ううん、いい。この暑さだと、コンビニまで歩くだけでも汗だくになっちゃうよ……」

「……確かに。アイス買うために払うコストが高すぎるな」

湊は再びドサリとラグの上に倒れ込み、ため息をついた。

< 976 / 1,000 >

この作品をシェア

pagetop