幼なじみは不滅です!
第一章 ステータス攻略法
『神様。あたしは、瞬くんと隼人と一緒にいたいです』
あれから、あたしは何度も神社に行って、神様にお祈りしていた。
『お願いします。瞬くんを救ってください』
そう願っていたから、もしかしたら神様が瞬くんを生き返させてくれたのかもしれない。
……うん。
きっと、そうだ。
だから、こうして再会できたんだ。
必死にそう思い込んで、ちらりと瞬くんに目を向けようとしたけど……。
『消しゴム、レベル10。気にしてほしい度10』
うわああああああああ!!
なにこれ!!
突然、現れた消しゴムのステータスがでかすぎて、瞬くんがめちゃくちゃ遠い存在に感じる。
しかも、あちこちの机やイスが、デカデカと自身のステータスを主張していた。
瞬くんがあたしの隣の席につくと、やがて授業が始まる。
だけど、あたしは瞬くんと周りのステータスのことが気になって、授業に集中できなかった。
あたしは授業中も、死んだはずの瞬くんを見てしまう。
そして、その度にステータスが現れて、自己アピールをしてくる。
坂田先生が授業を進めていっても、内容が一向に頭の中に入ってこない。
そんな状態で、あっという間に時間が過ぎてしまった。
夕陽が差し込む放課後の教室。
帰りの会の後、みんなが次々と席を立つ。
だけど、あたしは疲れたように机に突っ伏していた。
(……体育館、家庭科室、理科室。結局、どこに行ってもステータスだらけだった)
瞬くんに話しかけるためには……。
うーん。
考えれば考えるほど難しい。
そして、考えても状況は変わらない。
だって、どうしてもステータスが飛び込んでくるんだもん!
あたしがそう思って青ざめていると。
「こはる、今日はやけに静かだったよな。何か悩みでもあるんじゃないのか?」
後ろの方の席から、誰かの声がした。
おそるおそる振り返ると、そこには同じクラスの佐倉隼人がいた。
運動が得意な、元気いっぱいの男の子。
わずかに茶色がかかった髪で。
肌は透明感があって、何気にかっこいい。
だけど、寝ることが大好きで、よく授業中に寝ている。
隼人は、あたしのもう一人の幼なじみ。
きょろきょろと辺りを見回す。
どうやら今、教室に残っているのはあたしと隼人だけみたい。
だったら、ここで話しても、誰かに聞かれることはないよね。
「ねえ、隼人。相談したいことがあるんだけど……」
絞り出すようなあたしの声。
隼人がいつもの人懐っこい笑顔から、少しだけ真剣な表情へと顔つきを変えた。
ステータスが見える現象……、そして今日、転校してきた瞬くんのこと。
正直、信じてくれるのか分からないけど、それでも隼人に打ち明けたいって思ったんだ。
あれから、あたしは何度も神社に行って、神様にお祈りしていた。
『お願いします。瞬くんを救ってください』
そう願っていたから、もしかしたら神様が瞬くんを生き返させてくれたのかもしれない。
……うん。
きっと、そうだ。
だから、こうして再会できたんだ。
必死にそう思い込んで、ちらりと瞬くんに目を向けようとしたけど……。
『消しゴム、レベル10。気にしてほしい度10』
うわああああああああ!!
なにこれ!!
突然、現れた消しゴムのステータスがでかすぎて、瞬くんがめちゃくちゃ遠い存在に感じる。
しかも、あちこちの机やイスが、デカデカと自身のステータスを主張していた。
瞬くんがあたしの隣の席につくと、やがて授業が始まる。
だけど、あたしは瞬くんと周りのステータスのことが気になって、授業に集中できなかった。
あたしは授業中も、死んだはずの瞬くんを見てしまう。
そして、その度にステータスが現れて、自己アピールをしてくる。
坂田先生が授業を進めていっても、内容が一向に頭の中に入ってこない。
そんな状態で、あっという間に時間が過ぎてしまった。
夕陽が差し込む放課後の教室。
帰りの会の後、みんなが次々と席を立つ。
だけど、あたしは疲れたように机に突っ伏していた。
(……体育館、家庭科室、理科室。結局、どこに行ってもステータスだらけだった)
瞬くんに話しかけるためには……。
うーん。
考えれば考えるほど難しい。
そして、考えても状況は変わらない。
だって、どうしてもステータスが飛び込んでくるんだもん!
あたしがそう思って青ざめていると。
「こはる、今日はやけに静かだったよな。何か悩みでもあるんじゃないのか?」
後ろの方の席から、誰かの声がした。
おそるおそる振り返ると、そこには同じクラスの佐倉隼人がいた。
運動が得意な、元気いっぱいの男の子。
わずかに茶色がかかった髪で。
肌は透明感があって、何気にかっこいい。
だけど、寝ることが大好きで、よく授業中に寝ている。
隼人は、あたしのもう一人の幼なじみ。
きょろきょろと辺りを見回す。
どうやら今、教室に残っているのはあたしと隼人だけみたい。
だったら、ここで話しても、誰かに聞かれることはないよね。
「ねえ、隼人。相談したいことがあるんだけど……」
絞り出すようなあたしの声。
隼人がいつもの人懐っこい笑顔から、少しだけ真剣な表情へと顔つきを変えた。
ステータスが見える現象……、そして今日、転校してきた瞬くんのこと。
正直、信じてくれるのか分からないけど、それでも隼人に打ち明けたいって思ったんだ。