幼なじみは不滅です!
『アルバムが落ち込んでいる? 心配するなよ。俺様のスキルを使えば、イチコロだぜ』
うわっ、目覚まし時計が自分のスキルを使うように催促してくる。
目覚まし時計のスキル?
それって確か……。
『イケている目覚まし時計。効果、目覚まし時計の音が、ヒヨコの鳴き声にパワーアップ!』
あ、あれだ……!
めちゃくちゃ使い道がないと思ったスキル!
もしかして、ヒヨコの鳴き声が、アルバムを癒してくれるってことなのかなあ。
ふと導かれた答え。
ふんわりだったそれは、次第にくっきりと形をつくっていく。
よーし!
こうなったら、出たとこ勝負!
「……やるしかない、よね」
私は覚悟を決めて、目覚まし時計のスイッチをオンにした。
「ピヨピヨピヨピヨピヨーーーーッ!!!!」
静かな部屋に、鼓膜を突き破らんばかりの爆音のヒヨコの合唱が鳴り響いた。
「うるさーーい!!」
あたしが慌てて、耳を塞いだ瞬間。
真っ黒だったアルバムの画面が、パァァァッ……と温かい光に包まれた。
『アルバムは癒やされました。好感度が爆上がりし、レベルが5に戻りました!』
「……本当にこれでいいんだ……」
先程までのテンションの低さがウソのようだ。
私は複雑な気持ちで、ドヤ顔しているような目覚まし時計を見つめた。
『アルバムからの伝言です』
「伝言?」
あたしは思わず、首をかしげる。
突然、いつもと違うメッセージが表示されたからだ。
『こはる様、ごめんなさい。無神経なことをしてしまって。だけど、こはる様を元気づけたかったんです』
えっ、もしかしてあの現象って、あたしを励まそうとしていたの?
頭が真っ白になって、なかなか話に追いつけない。
だけど、あたしを置いてきぼりにしたまま、メッセージは続いていく。
『……大好きなこはる様が、こんなに悲しい顔をしているのは嫌なんです。お願い、こはる様を助けさせて。わがままでごめんなさい』
メッセージの後に残るのは、少し切ない余韻。
……思ってもみないメッセージだった。
「……そっか。あたしのために、やってくれてたんだね」
さっきまでの怒りや困惑が、すうっと消えていく。
瞬くんのことで落ち込んでいたあたしを、アルバムさんなりに前を向かせようとしてくれていたのだ。
ステータスが見れる能力は、そのものの個性――性格が分かる。
アルバムさんは、以外と不器用な性格なのかもしれない。
そう思うと、急にアルバムさんたちに興味が湧いてくる。
「あのね、アルバムさん。アドバイスを教えて」
あたしはゆっくりと、自分の想いを口にした。
うわっ、目覚まし時計が自分のスキルを使うように催促してくる。
目覚まし時計のスキル?
それって確か……。
『イケている目覚まし時計。効果、目覚まし時計の音が、ヒヨコの鳴き声にパワーアップ!』
あ、あれだ……!
めちゃくちゃ使い道がないと思ったスキル!
もしかして、ヒヨコの鳴き声が、アルバムを癒してくれるってことなのかなあ。
ふと導かれた答え。
ふんわりだったそれは、次第にくっきりと形をつくっていく。
よーし!
こうなったら、出たとこ勝負!
「……やるしかない、よね」
私は覚悟を決めて、目覚まし時計のスイッチをオンにした。
「ピヨピヨピヨピヨピヨーーーーッ!!!!」
静かな部屋に、鼓膜を突き破らんばかりの爆音のヒヨコの合唱が鳴り響いた。
「うるさーーい!!」
あたしが慌てて、耳を塞いだ瞬間。
真っ黒だったアルバムの画面が、パァァァッ……と温かい光に包まれた。
『アルバムは癒やされました。好感度が爆上がりし、レベルが5に戻りました!』
「……本当にこれでいいんだ……」
先程までのテンションの低さがウソのようだ。
私は複雑な気持ちで、ドヤ顔しているような目覚まし時計を見つめた。
『アルバムからの伝言です』
「伝言?」
あたしは思わず、首をかしげる。
突然、いつもと違うメッセージが表示されたからだ。
『こはる様、ごめんなさい。無神経なことをしてしまって。だけど、こはる様を元気づけたかったんです』
えっ、もしかしてあの現象って、あたしを励まそうとしていたの?
頭が真っ白になって、なかなか話に追いつけない。
だけど、あたしを置いてきぼりにしたまま、メッセージは続いていく。
『……大好きなこはる様が、こんなに悲しい顔をしているのは嫌なんです。お願い、こはる様を助けさせて。わがままでごめんなさい』
メッセージの後に残るのは、少し切ない余韻。
……思ってもみないメッセージだった。
「……そっか。あたしのために、やってくれてたんだね」
さっきまでの怒りや困惑が、すうっと消えていく。
瞬くんのことで落ち込んでいたあたしを、アルバムさんなりに前を向かせようとしてくれていたのだ。
ステータスが見れる能力は、そのものの個性――性格が分かる。
アルバムさんは、以外と不器用な性格なのかもしれない。
そう思うと、急にアルバムさんたちに興味が湧いてくる。
「あのね、アルバムさん。アドバイスを教えて」
あたしはゆっくりと、自分の想いを口にした。