幼なじみは不滅です!


あたしは隼人と瞬くんと別れると、勢い込んで家の中に入った。
明日から、本格的に隼人の悩みを解決するために解決係は動き始める。
そのためには、アルバムさんたちの力が必要だ。
洗面所で手洗いとうがいをすませて、いざ、二階のあたしの部屋へ。
ドアを開けると、さっそくアルバムさんたちに向かって事情を説明した。
そして、そのまま作戦会議に入ろうとすると。

「な、な、なにこれっ!」

あまりにも衝撃的な出来事が、目の前で起きたんだ。

『目ざまし時計、レベル6。近くの神社でおみくじを引く必要がある度100』
『アルバム、レベル5。近くの神社でお参りをする必要がある度100』

ガンガン!!
やっぱり、あたしはステータスの神様に見放されている。
だって、目ざまし時計さんとアルバムさんがぶつかり合って、いきなりケンカをし始めたからだ。

……っていうか、この状況のサポートはどうしたの!

あたしはそこで、ステータスの表示に気づく。
お参りとおみくじ。
もしかして、どちらを優先するかでケンカしているの!?
ガンガン、ガンガン!!

「ちょっと二人とも、落ち着いてってば!」

あたしは慌てて、ガンガンとぶつかり合うアルバムさんと目覚まし時計さんの間に割って入った。

「お参りもおみくじも両方、『神社』でできることでしょ!? だったら……」

その言葉に、目ざまし時計さんとアルバムさんが、ピシッと凍りついたみたいに動きを止める。

『近くの神社でお参りする』
『おみくじを引く』
『どちらもする』

そして――また、いつもの選択コマンドが出てきた。
あたしはまじまじと選択コマンドを見た。
そんなの、答えは一つだ。

「あたしの選択はもちろん、これ!」

あたしは強い決意を胸に、『どちらもする』に向かって指を動かす。
すると、目ざまし時計さんとアルバムさんのステータスがぱあっと輝いたんだ。

『目ざまし時計の満足度がアップ。目ざまし時計のレベルが7に上がりました!』
『アルバムの満足度がアップ。アルバムのレベルが6に上がりました!』
「うわあっ!?」

思いがけない反応に、あたしの心臓はバクバクと弾み出す。
だって、どちらの満足度も上がったからだ。
チラッと見ると、目ざまし時計さんとアルバムさんがふわふわと浮かんでいる。
なんだか、お手上げというポーズみたい。

『目ざまし時計とアルバムからの伝言です』
「伝言?」

あたしは思わず、首をかしげる。
今回も、いつもと違うメッセージが表示されたからだ。
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