幼なじみは不滅です!
『こはる。俺様たちのことを心底、頼ってくれる、おまえのことが大好きだぜ』

きっぱりと言い切るのは、目ざまし時計さん。
そのなんともいえない熱気に圧倒される。

『この近くの神社には伝説がある。おみくじで大吉を手に入れると、神様がどんな願いでもかなえてくれるらしいぜ』
「どんな願いでも……!」

高まる気持ちを押さえきれずに、あたしは身をのり出す。
あの神社にそんな伝説があったなんて、ぜんぜん知らなかった。
胸を高鳴らせていると、今度はアルバムさんのメッセージが表示された。

『こはる様。朝早く、神社でお参りすると、神様に願い事が届きやすくなるといわれています』
「願い事が……?」

予想外の事実に、あたしはアルバムさんをまじまじと眺める。

『隼人様に、あの能力が開花(かいか)したのは、こはる様が毎朝、神社で必死にお祈りをしていたから。わたくしはそう考えています』
「……そっか。関係があるかもしれないんだね」

想像するだけで、心の中がキラキラと明るい光に包まれる。
アルバムさんたちが話した、神様へのお願い事の伝え方。
たとえ伝説でも……可能性はゼロじゃない。
神様なら、あたしたちのお願いをかなえてくれるはずだ。
だって、あの神社でお願い事をしたおかげで、瞬くんにまた、出会えたんだから。

『こはるなら、どんな困難にも乗り越えられる。俺様は信じているぜ!』
『こはる様。わたくしどもは、こはる様を信じています。自分の決断を信じてください』
「……うん、ありがとう」

あたしを包みこむ、目覚まし時計さんとアルバムさんの温かなメッセージ。
そこには、決して揺らがない、強い決意がこもっているように感じた。

『こはる。このお礼は、デート一回でいいぜ』
『デートはダメです!』
『ちっ。アルバムは厳しいなー』

目覚まし時計さんとアルバムさんのやり取りに、クスッと笑みがこぼれる。
アルバムさんたちって不思議。
どんな不安や弱気も、一瞬で前向きな気持ちに変えてくれるから。
これからもアルバムさんたちがいれば、百人力だ。

「目覚まし時計さん、アルバムさん、ありがとう」

たくさんの感謝をこめて。
あたしはありったけの力で、アルバムさんたちを抱きしめた。
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