初恋の相手と運命の再会を果たしたら、イケメン社長になっていて溺愛されています
「柊真、やっと二人っきりになれたね」

ずっと二人っきりになりたいと望んでいた。その願いがようやく叶い、嬉しさのあまり想いが溢れて止まらず、柊真に伝えた。

「そうだね。やっと二人っきりになれたね」

数秒間見つめ合い、徐々にお互いの顔がゆっくり近づいていき、唇を重ねた。
優しいキスを何度も繰り返し重ねた。ただそれだけで心の中が温かい気持ちで満たされた。

「美優、待たせてごめん。彼氏として、彼女が倒れるほど我慢させていたなんて失格だと思う」

柊真は何も悪くない。私が勝手に一人で抱えすぎていただけだ。

「そんなことない。素直な本音を話せなかった私が悪いの…」

高橋くんに言われたことは一理ある。私はずっと柊真に遠慮し、本音を言えずにいた。
そのせいで些細なことですれ違い、その度に話し合ってきた。
よくよく考えてみたら、その原因を作っているのは私だった。
私が最初から素直に柊真に話していたら、一々話し合う必要なんてなかった。
今回のこともそうだ。もっと柊真に頼ればよかった。自分の気持ちを素直に柊真に話していたらよかった…。

「ずっと不安だった。柊真は大丈夫だって言ってくれたけど、あの人の方が柊真に相応しい結婚相手なんじゃないか…とか、色々考えちゃって。たまたまエレベーターを待ってたら、あの人に遭遇して。あの人を見た瞬間、私は怖くなった。あの人には勝てないんじゃないかって思ったら足が竦んだの…」

言えずにいた本音が、溢れて止まらなくなった。
本当は柊真に聞いてほしかった。もっと早く言えばよかったと今では後悔している。
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