初恋の相手と運命の再会を果たしたら、イケメン社長になっていて溺愛されています
「それで相手のお父さんが、美優にも直接会って謝罪したいって言ってるんだけど、美優が嫌じゃないなら会ってほしいんだけど、嫌なら断ろうと思ってるんだ。美優はどうしたい?」

お父様が謝る必要はないのに、私達のために謝る場を設けようとしてくれている。
お父様の気持ちを無駄にしないためにも、私はお父様の気持ちを尊重することにした。

「向こうが会って謝罪したいって言ってくれているみたいだし、私は相手の気持ちを尊重してお会いしてみようと思う」

本当は会うのすら怖くて、かなり勇気が必要だ。
だけどここで逃げたら、諦めてくれた相手に対して失礼で。今の私にできることは相手の女性のお父様の謝罪に応えることだった。

「美優、勇気を出してくれてありがとう。向こうにはお会いすることができますって返事しておくな」

柊真が安心した表情を浮かべた。やっと肩の荷が降り、厄介な問題から解放され、穏やかな日々を過ごすことができるからであろう。
ようやく柊真と二人で過ごせる。ずっと待ち望んでいた二人っきりの時間に、私もやっと安心することができた。

「実は私も話したいことがあるの…」

私がそう言うと、柊真の表情が一変し、真剣な表情になった。

「どうしたの…?何かあったの?」

「実は高橋くんから告白されたの。でもすぐにその場で断ったし、高橋くんももう私のことは諦めるって言ってた。ちゃんと柊真にも伝えてって言われたから、伝言を伝えさせてもらいました」

私の話を聞き終えると、柊真は私のことを正面から抱きしめた。
まだベッドの上で布団の中にいるため、狭くて、苦しかった。

「そっか。高橋くんも勇気を出したんだな。美優、伝言を伝えてくれてありがとう…」

柊真の中で抱えていた不安が、また一つ減った。
私達に立ちはだかる壁がなくなった。もう何も気にする必要はない。やっと自分達の幸せだけを考えることができる。
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