初恋の相手と運命の再会を果たしたら、イケメン社長になっていて溺愛されています
「美優の覚悟はちゃんと伝わったわ。もうお母さんは必要以上に心配しないし、美優の覚悟を見届けるわ」

母も親として、温かく見守る覚悟を決めてくれたみたいだ。

「でも親として、これからも心配はするけどね。それだけは勘弁してね」

「分かってるよ。お母さんの愛情がちゃんと伝わってるから」

今まで親の心配なんて、正直うるさいなとしか思っていなかった。
でも今回のことで見え方が変わった。いくつになっても親は子が心配であるということが分かった。
これからはもう少し両親のことを大切にしようと思う。また近いうちに柊真と一緒に顔を見せにでも来ようと心の中で誓った。

「そう。それならよかったわ。これから柊真さんと二人で頑張るのよ」

最後に母は背中を押してくれた。母の最大の愛情を感じた。

「もちろん。二人で一緒に頑張るよ」

母は私の言葉を聞くと、安心したようで。それ以上は何も言わなかった。
そこから先は和気藹々とした雰囲気で歓談した。帰り際、母と父は寂しそうにしていた。

「また遊びに来るね。柊真と一緒に」

そう伝えると、母と父は嬉しそうな表情を浮かべていた。
改めて親孝行の大切さを学んだ。これから少しずつ親孝行をしていけたらいいなと思い、実家を後にした。


           *


親への挨拶が済んだ後、すぐに柊真の家へと引っ越した。
会社にも住所変更を済ませて、全社員の前で大々的に私達が交際していることを宣言した。

驚きを隠せない社員が多く、柊真を狙っていた女性社員からは恨まれたりもした。
でも私は怯まなかった。堂々と柊真の彼女として、毅然とした態度を見せた。
そんな私の態度を見て、段々と柊真のことを諦める社員が増え、今では嫌な態度を取られることはなくなった。
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