初恋の相手と運命の再会を果たしたら、イケメン社長になっていて溺愛されています
「すごいね…。柊真はずっと頑張ってきたんだね」

「ありがとう。美優にそう言ってもらえて嬉しいよ。俺は社長に就任するまでの間、ずっと海外で暮らしていたんだ。向こうで働いて成果を出すまで帰れなかったから、ようやく日本に帰国することができて嬉しい」

柊真に課された課題は、とてつもなく大きな課題で。彼の世界は子供の頃から決められていたのだと思うと、彼に自由なんてなかったのだと知った。

「そうだったんだね。正直に話してくれてありがとう…」

今まで知らなかった柊真のことが知れて、私は嬉しかった。

「ずっと会いたかった。早く美優に好きだと伝えたかった…」

切実な彼の想いが伝わってきた。私のことをずっと想ってくれていたのだと…。

「他の誰かに美優を奪られないか不安で。もし誰かのものになっていたら… って思うと気が狂いそうだった」

私もずっと同じ気持ちだった。誰かのものであってほしくないと願っていた。

「私も柊真しかずっと見てなかった。柊真に会えなくなってからずっと、柊真のことだけを想ってた」

正直に胸の内を打ち明けた。もう想いを止めることはできなかった。

「俺もずっと美優のことを想ってた。美優に会いたいのに、会いに行けなくなってごめん…って」

会えない間もお互いに想い合っていた事実が発覚し、私は安堵した。
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