初恋の相手と運命の再会を果たしたら、イケメン社長になっていて溺愛されています
「あの、社長と秘書の飯田さんはいつからご友人なんですか?」

峯さんはコミュニケーション能力が高いため、初対面の人ともすぐに馴染んでしまう。
私には真似できない技術なので、そんな峯さんを私は尊敬している。

「幼稚園の頃からの仲ですかね。柊真が中学三年生の夏に海外へ転校してしまったため、再会したのは久しぶりです。その間、連絡はずっと取っていましたが」

お二人が幼なじみなのは知っていたが、幼稚園の頃からの仲だとは知らなかった。
ずっと連絡を取り合えていたことが羨ましいと思いつつ、飯田さんですら再会できたのが最近だと知り、驚愕した。

「長いお付き合いなんですね。社長、海外に留学されていたんですね」

「あぁ。実はそうなんだ。本社に来る前はずっと海外支社で勤務していたんだ」

社長になるために、柊真はずっと修業をさせられていた。
そのせいでずっと柊真に会えなかったが、こうして柊真と再会することができた。
再会するまでにこんなに時間がかかるとは思ってもみなかったが、今となっては再会することができたので良しとした。

「海外支社にいたんですね。それじゃ英語も喋れるんですか?」

「日常会話程度なら…。でもそんなに上手くないから、恥ずかしいけどね」

英語を喋る柊真を想像してみた。絶対に様になっていて、かっこいいんだろうなと思った。

「鈴木さん、彼氏が頼もしくて羨ましいです」

初めて誰かに羨ましいと言われた。まさかこんなことを言われるようになるなんて。柊真のお陰である。

「そう言ってくれてありがとう。でも峯さんの彼氏さんも素敵な彼氏さんじゃん」

「そうかな?鈴木さんの彼氏には負けるよ」

峯さんは謙遜してそう言ってくれたが、褒められて嬉しそうだった。
和やかな雰囲気が流れている中、店員さんがビールとお通しを運びにやってきた。
ビールとお通しを置いていくと、店員さんはその場を後にし、乾杯をすることになった。
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