初恋の相手と運命の再会を果たしたら、イケメン社長になっていて溺愛されています
「それじゃ、いただきます…」

「いただきます」

手を合わせて、二人でいただきますと言ってから夕飯を食べ始めた。
夕飯を一緒に食べられることが、こんなにも幸せなことだったなんて気づかなかった。
失いそうになって初めて当たり前の幸せに気づくことができた。

「幸せだな…。こうして柊真と一緒に居られるだけで」

「そうだな。超幸せだな」

この幸せが永遠に続いてほしい。もうこんなに胸がざわつくことがありませんように…と心の底から願った。

「食べ終わったら俺が洗い物をするから、美優、先にお風呂に入って来ていいぞ」

柊真なりに気を遣ってくれたのであろう。疲れた心身を癒すために、一人の時間を設けてくれた。ここはお言葉に甘えて、今日は一人でゆっくりお風呂に入らせてもらうことにした。

「分かった。そうさせてもらうね」

私は料理の準備しかしていなかったので、柊真が沸かしてくれたのであろう。
気がつかないところをそっとフォローしてくれて、私のことを優先的に考えてくれる。
たったそれだけの行動で、私は彼にとても愛されているということがよく分かった。

「お風呂から出てきたら、髪も乾かすし、マッサージもするから、楽しみにしてて」

事前に予告されてしまったら、期待せずにはいられなかった。

「うん。楽しみにしてる」

一気に曇りが晴れ、先程まで抱いていた不安が解消された。
私は単純な人間だ。好きな人の言葉一つでこんなにも心模様が変化してしまうのだから。

楽しみが待っているかと思うと、心が急き、急いで夕飯をたいらげた。
あまりのいい食べっぷりに柊真は驚いていたが、私はそんな柊真を気にも留めず、ごちそうさまと告げたら、食べたお皿を流し台に運び、そのままお風呂場へと向かった。

ここ最近、柊真と一緒にお風呂に入るのが当たり前だったので、一人でお風呂に入るのは久しぶりだ。
ワクワクしながら脱衣所で服を脱ぎ、浴室へ入ったらすぐにシャワーを浴び、髪と身体を洗ってから湯船に浸かった。

柊真のお家のお風呂は大きいため、湯船でゆっくり浸かれる。
そのお陰で、心身共に疲れを癒やされている。今日は久しぶりにゆっくり浸かれそうだ。

身体を大きく伸ばし、リラックスした状態で湯船にゆっくり浸かる。次第に日々の疲れが癒やされていく。
もう何もしたくない。このままお湯と一つになりたい。なんてことを思ってしまった。

いつまでも湯船に浸かっているわけにはいかないので、いつかは出なくてはならない。
でも今日だけはいつもより少しだけゆっくり長く浸からせてもらった。
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