初恋の相手と運命の再会を果たしたら、イケメン社長になっていて溺愛されています
「美優がいいなら公表しよう。でもまずはお互いの両親に紹介してからにしたい。美優のご両親にも真剣にお付き合いしていることを知ってもらいたいし、そろそろ同棲もしたいって考えているから、美優のご両親にもちゃんと挨拶をしたいんだ」

柊真の話を聞き、一旦冷静になった。柊真が誰かに奪られてしまうという焦りばかりが募り、その先のことは考えていなかった。
いきなり公表するよりは、手順を踏んでから公表した方がいいかもしれない。

「確かに柊真の言う通り、一旦、お互いの両親に紹介してからの方がいいかもしれない」

「美優の両親にいつがいいか、聞いておいて。俺も親に聞いてみるから」

「分かった。聞いてみるね」

一歩ずつではあるが、私達の関係は前進した。お互いの親に紹介する関係性にまで。
いよいよ彼との結婚が現実味を帯びてきた。今まではまだまだ遠い話だと思っていたのに…。
不思議だ。こんなにも彼との関係性が日に日に進化していき、どんどんお互いの深いところにまで入り込んでいくなんて。
柊真のご両親にお会いするのは緊張するが、紹介してもらえることが嬉しかった。

「早く美優のご両親にお会いしたいな…」

彼も嬉しそうだ。恋人の家族に紹介してもらえることは誰しも喜ばしいことだ。

「私も早くお会いしたい…」

完全に浮かれていた。恋人との関係が進展したことに…。
浮かれずにはいられなかった。大好きな人の家族に会えるのだから。

「美優、髪を乾かしてあげるから、こっちにおいで」

まだお風呂から上がって、髪を乾かしていない。そのことに気づいた柊真が、私の髪を乾かすためにこっちへおいでと手招きしてくれた。
私は柊真が座っているソファへと近づき、柊真の前に座った。
すると事前に用意していたドライヤーを手に取り、柊真が髪を乾かし始めた。
毎日…というわけではないが、柊真は私の髪を乾かしてくれることが多い。
お陰で髪を乾かすという負担が減り、至れり尽くせりである。

「はい、終わったよ」

手早く髪を乾かしてくれるので、いつもあっという間に終わる。

「ありがとう」

「どういたしまして。それじゃ今度は俺がお風呂に入ってくるな」

そう言って、柊真はソファから立ち上がり、お風呂へと向かった。
その間、一人で暇な私は、ダイニングテーブルに置いたままだったスマホを手に取り、ソファへと戻った。
ソファの上に座り、適当にスマホを弄りながら、柊真の帰りを待った。
早く柊真がお風呂から出てこないかな…なんて思いながらスマホを弄っていたら、数分後に柊真がお風呂から上がってきた。
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