初恋の相手と運命の再会を果たしたら、イケメン社長になっていて溺愛されています
お昼休憩を峯さんと一緒に過ごしたおかげで、午後からは頑張って仕事に集中することができた。

無事に仕事を終え、席を立ち、退勤準備を始めた。タイムカードを押し、部署から離れ、会社を後にするために、エレベーターまで歩いて向かった。
エレベーターはまだ下の階におり、ボタンを押し、自分の階まで来るのを待った。

待って数分後、エレベーターが自分の階で止まり、中から綺麗な女性が現れた。
私の横を女性は通り過ぎていった。あまりにも綺麗な女性だったため、私は振り返って二度見した。
社員が帰る中、わざわざ会社に訪れるなんてどんな用があるのだろうと呑気に考えていたが、不審に思い、熟考した結果、一つの答えに辿り着いた。
もしかして先程の女性が、柊真のお見合い相手だったのではないかと。

それに気づいてしまった瞬間、胸の奥がざわつき、額から冷や汗が止まらなかった。
立ち振る舞いと表情から自分に自信があるのが滲み出ており、絶対に柊真のことを譲れないという強い意志を感じた。
あの人が柊真のお見合い相手…。恐怖のあまりその場に立ちすくんでしまった。

「鈴木さん、どうしたんですか?」

同じく帰り支度を整えた峯さんが私の異変に気づき、声をかけてくれた。

「峯さん、どうしよう…、わたし…」

「落ち着いてください。一旦、ここから離れましょう」

峯さんが私の背中を押し、エレベーターに一緒に乗ってくれた。
助かった。峯さんが現れなかったら、私はあの場で立ち尽くしたままであった。
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