初恋の相手と運命の再会を果たしたら、イケメン社長になっていて溺愛されています


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後日、自分の両親にも連絡をし、日程が決定した。
先に柊真のご両親にお会いし、後日うちの両親と会うことになっている。

色々順調に事が進んでいっているので、すっかり忘れていた。お見合い相手がまだ諦めていないことを…。
存在を思い出したのは週明けの月曜日。出社すると、社内は社長の婚約者の話題で持ちきりだった。

内心、あの人は婚約者ではなく、ただのお見合い相手。しかもお見合いを断って、激情して会社に乗り込んできた人なのに…。
社長というだけで注目を浴び、何かあれば囃し立てられる。
周りの声が雑音となり、私の心を掻き乱していく。今すぐにでも私が彼の恋人ですと宣言してしまい衝動に駆られる。

「鈴木さん、一旦落ち着いてください。今、感情的になったら相手の思うツボですよ」

峯さんの言葉で、私は一気に平静さを取り戻した。

「峯さん、ありがとう。私、今、完全に職場であることを忘れてたよ」

感情だけで突っ走ってはならない。ここが職場であるなら尚更。

「いえいえ。鈴木さんのためですから」

峯さんが笑顔でそっと背中を押してくれた。峯さんのお陰で私は会社で感情的な行動に出ずに済んだ。
峯さんの存在は私にとって心強い。峯さんがいなかったら今頃、この場を立ち去っていたかもしれない。

「峯さん、本当にありがとう。私、峯さんがいるからここに居られるもん」

「それならよかったです。仕事に集中して、嫌なことは忘れましょう」

峯さんの言う通りだ。今は目の前にある仕事に集中していればいい。

「そうだね。仕事に集中するわ」

気持ちを切り替えたつもりなのに、すぐに周りの声に影響を受け、感情的になってしまった。
自分の精神的な弱さを痛感させられた。今、私が崩れてしまったら、相手に付け入る隙を与えるだけだ。

そんな場合ではない。今は柊真を信じて、堂々としていればいい。
下を向かずに、私は堂々と前を向いた。峯さんに言われた通り、仕事に集中し、本日の業務を乗りきった。

峯さんが心配し、今日のお昼休憩は私と一緒に過ごしてくれた。同期に断りを入れて…。
常に私の傍に居て、私を支えてくれた峯さんには感謝してもしきれない。

峯さんに「ありがとう」と伝えると、「気にしないでください。私が鈴木さんが好きでやっていることなので」と言ってくれた。
峯さんの言葉に感動し、涙が溢れそうになったが、社内だったので我慢した。
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