初恋の相手と運命の再会を果たしたら、イケメン社長になっていて溺愛されています
「確かに相手が手強いのもあるけど、今まで相手に遠慮してた部分があったんだ。実はお見合い相手の親が取引先の方というのもあり、あまり無碍にできなくて。強く出られないのもあって、相手に優しく接しすぎた結果、諦めさせることができなかったんだと思う」
誰しもやむを得ない事情というものがある。柊真にとって大事な取引先の方だからこそ、慎重に事を進めるのは当然のことだ。
「実は昨日、お見合い相手がまた会社に乗り込んできて、ご飯に誘われたんだ。最初は断るつもりでいたんだが、お父さんもいると言われて、断れない状況で。無理矢理ご飯に付き合わされたんだ」
相手が乗り込んできたことは知っている。私はエレベーターですれ違ったから。
「そうだったんだ。それで昨日は帰りが遅くなったんだね」
「黙っててごめん。ちゃんと美優に会ってから説明するつもりだったんだ。でも黙っていたことは俺に非があるから、俺が悪い」
誰しも恋人以外の異性からのお誘いがあったことを、いざ恋人に伝えようと思うと躊躇してしまうものだ。
後ろめたいことがあるわけではないが、恋人に嫌な思いをさせてしまうのが心苦しくて。なかなか伝えようと思っても伝えられないもの。
私だって高橋くんからお誘いがあったことを、最初は黙っていた。黙っている方が心苦しくなったので最終的には正直に打ち明けたが、今となっては隠さずに最初から打ち明けていたら良かったと後悔している。
でも柊真の場合は違う。隠さずにすぐに打ち明けてくれた。それに状況も状況なので、断れないのも仕方がない。
「正直に打ち明けてくれてありがとう。柊真は何も悪くないし、黙っていたなんて思わないよ。状況が状況だから連絡で伝えるより直接会って伝えた方が分かりやすいし、それに無理矢理付き合わされた柊真の気持ちを考えると、私は柊真のことを癒してあげたい。お疲れ様って…」
右手には点滴の管が刺さっているので、左手を伸ばし、彼に手を差し伸べた。
今の私にできる精一杯だった。彼は私の意図に気づき、私の手を受け取ってくれた。
「でももう優しくするのは止める。俺は正面切って相手と戦うって決めた」
柊真の目つきが変わった。普段は温厚で優しい目をしてる彼の目が、本気で怒っている目に変わった。ここまで事態を大事にした相手を許せないのであろう。
「俺達の仲を引き裂こうとしたこと、絶対に後悔させてやる」
柊真にとって、触れてはならない逆鱗に触れてしまったみたいだ。
本気で怒っている柊真を見て、私はとても大事にされているなと実感した。
「決着をつけるから、待てって…」
柊真の言葉を聞いて安心したのか、私は再び眠りに落ちた。
次に目を覚ましたら、柊真の姿はなく、看護師さんが傍に居た。先生からの説明を受け、精神的疲労により寝不足による貧血と頭痛とのこと。
お医者さんには数日会社を休んだ方がいいと言われ、お薬をもらい、帰宅することになった。
柊真の家には行かず、自宅へと帰宅した。そのことを柊真に連絡した。病院を出て、自宅へ帰宅しました…と。
誰しもやむを得ない事情というものがある。柊真にとって大事な取引先の方だからこそ、慎重に事を進めるのは当然のことだ。
「実は昨日、お見合い相手がまた会社に乗り込んできて、ご飯に誘われたんだ。最初は断るつもりでいたんだが、お父さんもいると言われて、断れない状況で。無理矢理ご飯に付き合わされたんだ」
相手が乗り込んできたことは知っている。私はエレベーターですれ違ったから。
「そうだったんだ。それで昨日は帰りが遅くなったんだね」
「黙っててごめん。ちゃんと美優に会ってから説明するつもりだったんだ。でも黙っていたことは俺に非があるから、俺が悪い」
誰しも恋人以外の異性からのお誘いがあったことを、いざ恋人に伝えようと思うと躊躇してしまうものだ。
後ろめたいことがあるわけではないが、恋人に嫌な思いをさせてしまうのが心苦しくて。なかなか伝えようと思っても伝えられないもの。
私だって高橋くんからお誘いがあったことを、最初は黙っていた。黙っている方が心苦しくなったので最終的には正直に打ち明けたが、今となっては隠さずに最初から打ち明けていたら良かったと後悔している。
でも柊真の場合は違う。隠さずにすぐに打ち明けてくれた。それに状況も状況なので、断れないのも仕方がない。
「正直に打ち明けてくれてありがとう。柊真は何も悪くないし、黙っていたなんて思わないよ。状況が状況だから連絡で伝えるより直接会って伝えた方が分かりやすいし、それに無理矢理付き合わされた柊真の気持ちを考えると、私は柊真のことを癒してあげたい。お疲れ様って…」
右手には点滴の管が刺さっているので、左手を伸ばし、彼に手を差し伸べた。
今の私にできる精一杯だった。彼は私の意図に気づき、私の手を受け取ってくれた。
「でももう優しくするのは止める。俺は正面切って相手と戦うって決めた」
柊真の目つきが変わった。普段は温厚で優しい目をしてる彼の目が、本気で怒っている目に変わった。ここまで事態を大事にした相手を許せないのであろう。
「俺達の仲を引き裂こうとしたこと、絶対に後悔させてやる」
柊真にとって、触れてはならない逆鱗に触れてしまったみたいだ。
本気で怒っている柊真を見て、私はとても大事にされているなと実感した。
「決着をつけるから、待てって…」
柊真の言葉を聞いて安心したのか、私は再び眠りに落ちた。
次に目を覚ましたら、柊真の姿はなく、看護師さんが傍に居た。先生からの説明を受け、精神的疲労により寝不足による貧血と頭痛とのこと。
お医者さんには数日会社を休んだ方がいいと言われ、お薬をもらい、帰宅することになった。
柊真の家には行かず、自宅へと帰宅した。そのことを柊真に連絡した。病院を出て、自宅へ帰宅しました…と。