両手いっぱいの、大好きを。
「な、夏凪さん!速い!速すぎます!!」

虹くんは、第2走者と圧倒的な差をつけ、ゴールテープを切った。

すごすぎて、言葉が出ない…っ!

「虹!」

「夏凪」

千輝くんと心結が、同時に虹くんの名前を呼んだ。

そして、同時に顔を見合わせた。

「速かったじゃん」

「うん!見直したわ」

「見直したて」

そんな3人の他愛ない会話を聞いているうちに、次の合図が響いた。

それは―――
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