両手いっぱいの大好きを。
「何してんの」

「あ…っ、ごめんなさい…あの…」

「何よ」

花美ちゃんの高くて可愛い声も、こういうときは怖く聞こえてしまう。

もう…虹くんと帰る約束してるのに…っ

「え、あ…私、何かしましたか…?」

そう立ち上がってから言うと、花美ちゃんは目をカッと見開いて、
歯を食いしばり、下を向いた。

床には、雫がポタポタ落ちている。

「か、花美っ!?」

「花美ちゃん…!?だいじょ「うるさいっ!!!」

「お前のせいだよ…!」

「え…」

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