両手いっぱいの大好きを。
「……!きゃ…っ!?」

ードンッ、ガッ…

体制を崩してしまい、背中から踊り場まで転げ落ちてしまった。

しかし、本当に小声の悲鳴にこらえたおかげで、虹くんたちには気付かれなかった。

投げ出されたスクールバッグを手にとって、
残りの階段を駆け下りる私の目には、涙が浮かんでいるはず。

もう、夏祭りそろそろなのに…

時間ギリギリで教室入ろうかな…

その時、聞いてみよう。

『あの子は彼女なの?』ってー。



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