嫌われ爺さんへの怨み節
学は偉そうに、志津子にあれを持ってこい、これを持ってこいと命令する毎日。

そして、志津子の送り迎えをするのは美奈子。

一体、いつまでこの状態が続くのか⋯⋯。

二人は疲労から酷く苛立っていた。

美奈子は怒りに任せて、自宅の壁を殴り、穴を開ける始末。

しかし、学はというと、自分が危篤だとは露知らず、これだけ大勢の親族が自分を見舞うことを、あろうことか、自分は人気者だと勘違いしていたのである。
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