幼馴染み勇者様との一途な身代わり初恋♡~勇者の幼馴染という負けポジションの妹の身代わりになったつもりで、つもりだったのに何故か執着溺愛されちゃった私の誤算。~
21 疑問
「ねえ。領主の縁談を、どうして断ったの? 村長の娘が領主の元に嫁入りするのよ。玉の輿だし、年も釣り合って似合いの二人じゃない。フェリクスは、貴女より年下よ。なのに、どうして彼を手放さないの……?」
「どうして……」
エリザベスは私に縁談を申し込み、なかなか引き下がらなかったカルロのことを知っているようだった。
絶句してしまった私に、エリザベスは鼻で笑った。
「城に入るのだから、どんな人物なのか、調べさせるに決まっているでしょう。そんなこともわからないの。田舎者はこれだから。親が村長程度だと、教育が行き届いていないのかしら?」
そういえば、エリザベスは初めてあったはずの私を『おばさん』と呼んだ。実年齢を正確に把握していないと、あれは出来ないかもしれない。
……私も聖女兼王女様であるエリザベスに関しては、出来るだけ穏便に済ませたいと思っていた。
彼女の身分を思えば怒らせてしまうのは面倒だし、もし感情的な行いがあれば、フェリクスが手が付けられないくらいに激怒してしまうだろう。
そういった事を考えれば、彼女より年齢が上の私が、短期間だけ我慢することが適当であると思う。周囲もそうして欲しいとそう思うだろう。私本人だって、そうすべきと考えて居た。
……私さえ、我慢すれば穏便に済むのだから。
けれど、流石に親まで持ち出されて、罵倒されれば、カチンと来てしまった。
「どうして……」
エリザベスは私に縁談を申し込み、なかなか引き下がらなかったカルロのことを知っているようだった。
絶句してしまった私に、エリザベスは鼻で笑った。
「城に入るのだから、どんな人物なのか、調べさせるに決まっているでしょう。そんなこともわからないの。田舎者はこれだから。親が村長程度だと、教育が行き届いていないのかしら?」
そういえば、エリザベスは初めてあったはずの私を『おばさん』と呼んだ。実年齢を正確に把握していないと、あれは出来ないかもしれない。
……私も聖女兼王女様であるエリザベスに関しては、出来るだけ穏便に済ませたいと思っていた。
彼女の身分を思えば怒らせてしまうのは面倒だし、もし感情的な行いがあれば、フェリクスが手が付けられないくらいに激怒してしまうだろう。
そういった事を考えれば、彼女より年齢が上の私が、短期間だけ我慢することが適当であると思う。周囲もそうして欲しいとそう思うだろう。私本人だって、そうすべきと考えて居た。
……私さえ、我慢すれば穏便に済むのだから。
けれど、流石に親まで持ち出されて、罵倒されれば、カチンと来てしまった。