塩対応だった旦那様が記憶喪失になったら、執着溺愛して離してくれなくなりました
再び、レナルドに愛される甘い日々が戻ってきた。以前は本当に愛されているはずないと言い聞かせていた触れあいも、今は幸せな気持ちで受け止めることができる。とはいえ、レナルドと過ごす時間の大半が彼の腕の中にいるというのは、さすがにくっつきすぎだろうとも思う。それでもレナルドが幸せそうにしているから、ラシェルもまぁいいかと思ってしまうのだ。彼に抱きしめられるのは、ラシェルだって大好きだから。
着替えの際はレナルドもラシェルから離れるが、それでも衝立の向こうでじっと待っている気配を感じる。
ドレスのうしろのリボンを結んでくれたコレットが「さぁできましたよ」といった瞬間、レナルドがそばにやってきた。
「あぁ、最高に可愛いな……。やっぱり俺以外の男に見せるのがもったいないから、今日の夜会は欠席しないか」
「褒めてくださるのは嬉しいですけど、今夜は王家主催の夜会ですからね。欠席するのは無理だと思いますよ」
「分かってる……、分かってるけど、それでもな。挨拶だけしたら、すぐに帰ろう。こんなに可愛い姿を見たら、夜会に参加する男が皆、ラシェルに一目惚れしてしまう」
「大げさです。ありえませんからね、そんなこと」
レナルドの言葉を苦笑しながら否定して、ラシェルは彼を見上げた。その視線を受けて、レナルドが慌てたように咳払いをして表情を整える。
「ごめん。でも、どうしても心配してしまうんだ。だってラシェルは本当に可愛いから」
「ふふ、それほど私のことを愛してくださってるのは嬉しいんですけどね。私はレナルド様のものだから、こうやってレナルド様の色のドレスを着ているでしょう?」
着替えの際はレナルドもラシェルから離れるが、それでも衝立の向こうでじっと待っている気配を感じる。
ドレスのうしろのリボンを結んでくれたコレットが「さぁできましたよ」といった瞬間、レナルドがそばにやってきた。
「あぁ、最高に可愛いな……。やっぱり俺以外の男に見せるのがもったいないから、今日の夜会は欠席しないか」
「褒めてくださるのは嬉しいですけど、今夜は王家主催の夜会ですからね。欠席するのは無理だと思いますよ」
「分かってる……、分かってるけど、それでもな。挨拶だけしたら、すぐに帰ろう。こんなに可愛い姿を見たら、夜会に参加する男が皆、ラシェルに一目惚れしてしまう」
「大げさです。ありえませんからね、そんなこと」
レナルドの言葉を苦笑しながら否定して、ラシェルは彼を見上げた。その視線を受けて、レナルドが慌てたように咳払いをして表情を整える。
「ごめん。でも、どうしても心配してしまうんだ。だってラシェルは本当に可愛いから」
「ふふ、それほど私のことを愛してくださってるのは嬉しいんですけどね。私はレナルド様のものだから、こうやってレナルド様の色のドレスを着ているでしょう?」