夜の月
ギシッ、
ソファを立ち上がる音がする方を見たら、今にも部屋から出ていこうとする翡翠だった。
俺は、パソコンから目を離し
「どこ行くんですか。」
とっさに行き先を聞いた。
なぜなら一人で出歩くにはあの男は危険すぎるからだ。
俺の仕事を増やしかねないし、トップが万が一にもやられてしまった場合紫月や、俺たちの同盟、傘下に示しがつかないからだ。
じっと翡翠を見ていると、こちらを見向きもしないで
「...繁華街。」
ガチャン、
と言いながら出ていってしまったので、急いで俺は翡翠の後を追っていった。
全く翡翠は、危険な立場だと言う自覚があるのか、。困った総長だなほんとに。