夜の月
いつになっても無言な3人にどんどん不安になり、今安心できる霜月翡翠の首に腕をまわして縋った。
「っ、」
その瞬間、霜月翡翠が肩をビクつくかせていたが必死の私には気づかなかった。
何やってんだろう私と思うがこの際どうでもいい。
あの軽蔑の目を3人に向けられたら、今の私には耐えられるすべがない。
必死に霜月翡翠にしがみついていると、
「夜ちゃん、こっち向いてください。」
としばらくの沈黙を破ってメガネくんが声を出した。
私は恐る恐る顔だけをメガネくんたちにむけた。
「....えっ、?」
え、?どいうこと?どうしてそんな優しい顔をしているの??
そう、3人とも軽蔑も嫌悪も何も無い瞳で本当に本当に優しい顔をしていた。
その時、ツーっと頬に温かい物が通った。
「..え、あっ、」
気づいた時には視界がどんどん歪んでいて、私が今泣いている事を実感した。
「夜ちゃん?どうしたの?」
かわい子ちゃん、、いや、弥生くんが優しく声をかけてくれる。
弥生くんだけじゃない。葵さんも凛さんも心配そうに私を見ていた。
そんな3人を見たら、どんどん涙が溢れてきてこの涙を止める術を知らない。
どうしたらいいのかも分からない。