あの時離してしまった手を握れるチャンスがくるのなら
逃げた方がいいよね…

「離してくださいっ」

「なんで?君も僕のこと好きじゃないの?ねぇなんで?なんで?好きだって言ってくれたじゃん」

「好きだなんて言ってません‼︎離して」

「あは、そうかじゃあもういっか。…ごめんね」

男の人の手先から、炎が現れた

え?何がどうなってるの?
火?なんで?

「…っ」

…怖くて、声が出ない

「いやっ。やめてっ」

「…やけど、、、して、、ない?」

「…っ。お前がなんでその子を助ける?メリットなんてないだろ‼︎」

焦ってる?
…角が生えてる?…お、に、?

「…メリットはある。それだけだ。お前みたいな汚いやつもう見たくない。失せろ」

「…っ。流石の迫力だな…ねぇ、君。僕の名前は、古龍 琉火(こうろう るか)それだけは覚えといてね‼︎ばいばい、またね。…夏恋ちゃん♡」


「…名前、なんで…」

「あっ、すいません。助けてくれたんですよね?ありがとうございます」

「なにか、お礼できればと思ったんですけど、今何も持ってなくて…」

「いい。お礼は俺をお前の家に居候させろ」

「居候?」

「そうだ。居候というよりは、住ませろという意味だ。その代わり住ませてもらってる間は、お前のことを守ってやる。これでどうだ?」
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