好きです、先輩。別れてください
「話し合いの結果、私たち、2年2組の模擬店は和風レトロな執事・メイド喫茶に決まりました!!」
元気なら文化祭実行委員の声で、クラスは謎の大盛り上がり。
ていうか、和風レトロな執事・メイド喫茶って……
先生、呆れてるっていうか頭抱えてるけど。
クラスみんなの希望(…趣味?)を詰め込みすぎてとんでもないことになってない?
「やっぱ食べ物系勝ち取っといてよかったよな!」
「ほんとそれ」
そう、実はこの間やった模擬店くじ引きで私のクラスは見事、食べ物系を勝ち取ったのだ。
どのクラスも大体食べ物系を狙うから先に抽選しちゃうんだよね。
「俺らのクラス、女子は桜庭さん、男子は猫葉でさいきょーじゃね?」
「な!その2人は絶対に接客だよな」
前半はよく聞こえなかったけど、猫葉くんの名前が聞こえたような……。
接客やらされるんだ〜。猫葉くんそういうのやるタイプじゃなそうだし、ちょっとかわいそう。
でも、あの顔だったら客寄せに使わない手はないよね……。
「はぁ。俺、接客とかやりたくないんだけど」
「猫葉くんはそう言うと思った!」
「でも、桜庭さんも接客やらされるじゃん」
「えっ、なんで?」
「なんでって……」