好きです、先輩。別れてください
学校から帰ってきて、スマホを片手に頭を抱える私。
椅子に座っているその足元にはじゃれついている黒猫が1匹。
「ムン、どうしよう〜」
「にゃあん」
元気に返事をしてくれた黒猫のムン。目が金色で闇夜の月みたいだからムーンからとってムンって名前。
仁那には変わってるって言われたけどかわいいと思うんだけどな──じゃなくて!
「先輩と別れるのってLINE?電話?実際会ったとき??」
悩んでいる飼い主なんてお構いなし。
今度は部屋のすみに落ちていたボールで遊びはじめた。
「ムン無視しないで……。もう相談できるのムンしかいないの、仁那には迷惑かけすぎてるしがんばるって言っちゃったし」
「にゃ」
それは聞いてる合図なの、ムン……?
はぁ、とため息と共にベッドにダイブ。そのタイミングでスマホは通知を知らせる。
「先輩……?」
通知は私の頭の中を占領している、楓茉先輩からで……
《今度の土曜日空いてる?》
たったひと言で心は弾んでしまうんだから、単純だな私。
別れようって悩んでるのに、通知が来ただけで決意が揺らぎそうになる。
椅子に座っているその足元にはじゃれついている黒猫が1匹。
「ムン、どうしよう〜」
「にゃあん」
元気に返事をしてくれた黒猫のムン。目が金色で闇夜の月みたいだからムーンからとってムンって名前。
仁那には変わってるって言われたけどかわいいと思うんだけどな──じゃなくて!
「先輩と別れるのってLINE?電話?実際会ったとき??」
悩んでいる飼い主なんてお構いなし。
今度は部屋のすみに落ちていたボールで遊びはじめた。
「ムン無視しないで……。もう相談できるのムンしかいないの、仁那には迷惑かけすぎてるしがんばるって言っちゃったし」
「にゃ」
それは聞いてる合図なの、ムン……?
はぁ、とため息と共にベッドにダイブ。そのタイミングでスマホは通知を知らせる。
「先輩……?」
通知は私の頭の中を占領している、楓茉先輩からで……
《今度の土曜日空いてる?》
たったひと言で心は弾んでしまうんだから、単純だな私。
別れようって悩んでるのに、通知が来ただけで決意が揺らぎそうになる。