竜の国




この話を断ったときに

起こるかもしれない

災難のことを考えたら。



あの2人を説得するのは

たいしたことじゃない。



そんな気さえしてきた。



ため息をつくあたしから

身体を離したレヴァール。



やれやれ

暑苦しいのが

ようやく離れたと思ったとたん。



今度は正面からがばりと

抱きついてきた。



・・もう文句を言うのも

報復措置をするのも疲れてきた。




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