竜の国

10





「レイヴァール、キッチン・・

料理つくる部屋はどこ?」



「あ、ああ。こっち。」



あたしの腕を掴んだまま歩き出す

レイヴァールの後を追う。



左手を引き寄せると

レグザールもそれに続いた。



「レイヴァールの食事って

人と同じなの?」



「基本そうだね。

まぁ何年も食べなくても

大丈夫だけど。」



「ええ?! 」



「竜は自然界から

エネルギーをもらってる。

食べても食べなくても

問題ないんだ。」



「へぇぇ~すごいなぁ。

あたしなんて1日食べないだけで

倒れる自信あるよ。」



「どんだけ食い意地はってんだよ。」




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