竜の国
朝市で朝食を




早いものであれから一ヶ月。



もともと順応性の高さに

定評があったあたし。



「もう何年も一緒にいる気がする」



そう言われることも

しょっちゅうだ。



会話には困らなかったけど

読み書きできなかった

この世界の文字も

簡単なものなら問題なくなった。



この世界のことも

だいぶ覚えたしね。



なによりも嬉しかったのは

珍獣扱いされなくなったこと。



お城の人達も街の人達もみんな

すっかりあたしの存在に

慣れちゃったみたい。





< 87 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop