響け!シャガのクレッシェンド
ぼくはまた貴方に会いに行く
メレ国へは船を使う、もしくは瞬間移動魔法を使うことでしか行けない。メレ国は海に囲まれた島国だからだ。

手紙が届いた日の午後、レオンハルトたちの姿は港にあった。港にはメレ国行きの船が出航準備を始めている。

荷物を持ったレオンハルト、アントーニョ、カナタをリズたちは見送りに来ていた。レオンハルトは魔法のかけられた手鏡をオルハンに渡す。

「何かあったらこれで連絡をしてほしい」

「わかったよ。こっちのことは心配しなくていいからね。リズとメグなら一緒でも問題ないし。レオンの方こそ、カナタは大丈夫だろうけどもう一人の方はねぇ」

オルハンが笑顔で言った一言に、アントーニョが「どういう意味だよ!!あぁ?」と詰め寄る。カナタとマーガレットが「落ち着いて」と二人を止めた。

「レオンハルトさん、アントーニョさん、カナタさん、どうかお気を付けてください」

リズが心配そうに三人を見つめる。アントーニョがすぐに笑顔でリズの頭をぐしゃぐしゃと撫でた。

「心配すんなって。俺がついてるからな!二人のことは俺が守る!」
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