響け!シャガのクレッシェンド
リズが呟くように言う。メレ国はリズの生まれた故郷だ。

「おいレオン。答えもう出てんだろ。この花はどういう意味なんだよ!」

アントーニョが頭をガシガシかきながら言う。それを見てオルハンが何かを言おうとしたため、レオンハルトは口を開いた。

「この花はチグリジア。花言葉は「助けて」だね」

「助けて……!」

カナタたちの目が一瞬にして変わった。誰もが真剣な表情で互いを見ている。カナタがレオンハルトを見つめた。

「レオンハルトさん!僕、ジュンイチ兄さんを助けに行きたいです!」

「俺も行けるぜ!今のところ依頼来てねぇし」

アントーニョも手を挙げた。レオンハルトは一人ひとりの顔を見た後、頷く。

「では、今回の任務は私とトーニョ、そしてカナタで行こう。オルハン、メグ、リズは留守番を頼みたい」

「了解!」

レオンハルト、アントーニョ、カナタは旅に出るための支度をするため、事務所を出た。
< 13 / 49 >

この作品をシェア

pagetop