響け!シャガのクレッシェンド
「行ってくるよ。留守を頼んだ」
「行ってらっしゃい!」
レオンハルトはそう言い、三人に見送られながら船に乗り込もうとした。しかし頭にリズのことが浮かび、すぐに振り返る。
「リズ。メレ国は君の生まれた国だ。君のことが何かわかるかもしれない。調べてもいいだろうか?」
「はい。構いません」
そう答えたリズは、何かを決意したような表情だった。レオンハルトは「ありがとう」と言い、船に乗り込む。
船が、ゆっくりと大海原へと動き出した。
「そういや、カナタの従兄弟ってどんな人なんだ?」
船の客室にて、ベッドに寝転がったアントーニョがカナタに訊ねる。レオンハルトと同意するように頷いた。
「そういえば、カナタの家族のことは出会った時に少し聞いたくらいだったね。……あっ、話したくなければ無理しなくていいよ」
椅子に座っていたカナタは「いえ、大丈夫ですよ」と笑う。そして鞄の中から一枚の写真を取り出した。今よりずっと幼いカナタが、一人の青年に抱っこされている写真だ。
「行ってらっしゃい!」
レオンハルトはそう言い、三人に見送られながら船に乗り込もうとした。しかし頭にリズのことが浮かび、すぐに振り返る。
「リズ。メレ国は君の生まれた国だ。君のことが何かわかるかもしれない。調べてもいいだろうか?」
「はい。構いません」
そう答えたリズは、何かを決意したような表情だった。レオンハルトは「ありがとう」と言い、船に乗り込む。
船が、ゆっくりと大海原へと動き出した。
「そういや、カナタの従兄弟ってどんな人なんだ?」
船の客室にて、ベッドに寝転がったアントーニョがカナタに訊ねる。レオンハルトと同意するように頷いた。
「そういえば、カナタの家族のことは出会った時に少し聞いたくらいだったね。……あっ、話したくなければ無理しなくていいよ」
椅子に座っていたカナタは「いえ、大丈夫ですよ」と笑う。そして鞄の中から一枚の写真を取り出した。今よりずっと幼いカナタが、一人の青年に抱っこされている写真だ。