響け!シャガのクレッシェンド
「この人がジュンイチ兄さんです。今は二十二歳ですね」
「私と同い年なんだね」
レオンハルトは写真を観察する。写真に映るジュンイチの年齢は十五歳ほどだろう。しかし、十五歳より若く見える。
「お前、十四歳だろ。歳離れてるんだな」
アントーニョの言葉にカナタは頷いた。
「勉強を教えてくれたり、遊んでくれたり、自慢のお兄ちゃんの一人なんです!」
そんなジュンイチは十八歳の時にメレ国に留学し、そのまま就職したのだという。
「どんな会社に就職したのか、ジュンイチ兄さんに聞きたかったんですけどずっと連絡が取れなくて……。心配です」
カナタが俯きがちになる。レオンハルトは紅茶でも淹れようかと立ち上がった。
トロンペーテからメレ国まではかなり離れている。陸地からは行けないため、船旅だと三日はかかってしまうのだ。
「そういやレオン、何で魔法で行かなかったんだよ?」
アントーニョの問いに、レオンハルトは鞄の中から一通の手紙を出した。兄、ルートヴィッヒ・ジッキンゲンからの手紙である。
「私と同い年なんだね」
レオンハルトは写真を観察する。写真に映るジュンイチの年齢は十五歳ほどだろう。しかし、十五歳より若く見える。
「お前、十四歳だろ。歳離れてるんだな」
アントーニョの言葉にカナタは頷いた。
「勉強を教えてくれたり、遊んでくれたり、自慢のお兄ちゃんの一人なんです!」
そんなジュンイチは十八歳の時にメレ国に留学し、そのまま就職したのだという。
「どんな会社に就職したのか、ジュンイチ兄さんに聞きたかったんですけどずっと連絡が取れなくて……。心配です」
カナタが俯きがちになる。レオンハルトは紅茶でも淹れようかと立ち上がった。
トロンペーテからメレ国まではかなり離れている。陸地からは行けないため、船旅だと三日はかかってしまうのだ。
「そういやレオン、何で魔法で行かなかったんだよ?」
アントーニョの問いに、レオンハルトは鞄の中から一通の手紙を出した。兄、ルートヴィッヒ・ジッキンゲンからの手紙である。