響け!シャガのクレッシェンド
ジョセフはワインをテーブルの上に置く。そして、部屋のドアの前で立っている人物に目を向けた。
「君には期待しているよ」
その人物は無言で頭を下げ、部屋を出て行った。
出航から三日後、長い船旅がようやく終わりを告げた。船がメレ国の港に停まる。乗客たちはみんな、下船するための準備をして降りていく。
「ん〜、長かったな!」
アントーニョが体をグッと伸ばしながら船を降りていく。その後ろをレオンハルトとカナタは並んで歩いていた。
「レオンさん。僕、ジュンイチ兄さんがどこで働いているか知らないんです。どうやって調べましょうか」
不安そうに言うカナタに、レオンハルトは笑いかけた。
「カナタ、心配いらないよ。メレ国では、海外から働きに来た人は働き場所を市役所に登録する決まりがある。役所で情報を調べればいい」
「そうなんですね。よかった」
カナタが安心したように笑みを浮かべる。行き先は決まった。市役所へ向かうため、客を待っている辻馬車を見つけて乗ることになった。
「君には期待しているよ」
その人物は無言で頭を下げ、部屋を出て行った。
出航から三日後、長い船旅がようやく終わりを告げた。船がメレ国の港に停まる。乗客たちはみんな、下船するための準備をして降りていく。
「ん〜、長かったな!」
アントーニョが体をグッと伸ばしながら船を降りていく。その後ろをレオンハルトとカナタは並んで歩いていた。
「レオンさん。僕、ジュンイチ兄さんがどこで働いているか知らないんです。どうやって調べましょうか」
不安そうに言うカナタに、レオンハルトは笑いかけた。
「カナタ、心配いらないよ。メレ国では、海外から働きに来た人は働き場所を市役所に登録する決まりがある。役所で情報を調べればいい」
「そうなんですね。よかった」
カナタが安心したように笑みを浮かべる。行き先は決まった。市役所へ向かうため、客を待っている辻馬車を見つけて乗ることになった。