結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
「もう、あの子たちも……」
私は尻込みするエマの手を引きながら、彼女たちの元へと向かう。
「ごきげんよう」
にっこり笑って声をかければ、彼女たちも「ご、ごきげんよう……」と複雑な表情を浮かべて答えた。
「リーシさんもドレスがとっても似合っているわ。さすがマリネン子爵夫人の見立てね」
「ありがとうございます。イレーヌさんにそう言っていただけると……自信になります」
「マリネン子爵夫人を信じなさい。そして我が家のエマもよろしくね?」
私の背中に隠れるようにしていたエマの背を軽く押し、彼女たちの輪の中にいれる。
「エマも素敵ね。さすがイレーヌさんです」
彼女たちの明るい声で、私も次第に高揚感へと包まれる。目をかけた人物が褒められるのは、悪い気がしない。
「では、また後で」
エマを信頼のおける友人に預けた私は、他の級友と話をしようとぐるりと会場内を見回したとき、アーヴィンがこちらに向かって歩いてきているのに気がついた。
私は尻込みするエマの手を引きながら、彼女たちの元へと向かう。
「ごきげんよう」
にっこり笑って声をかければ、彼女たちも「ご、ごきげんよう……」と複雑な表情を浮かべて答えた。
「リーシさんもドレスがとっても似合っているわ。さすがマリネン子爵夫人の見立てね」
「ありがとうございます。イレーヌさんにそう言っていただけると……自信になります」
「マリネン子爵夫人を信じなさい。そして我が家のエマもよろしくね?」
私の背中に隠れるようにしていたエマの背を軽く押し、彼女たちの輪の中にいれる。
「エマも素敵ね。さすがイレーヌさんです」
彼女たちの明るい声で、私も次第に高揚感へと包まれる。目をかけた人物が褒められるのは、悪い気がしない。
「では、また後で」
エマを信頼のおける友人に預けた私は、他の級友と話をしようとぐるりと会場内を見回したとき、アーヴィンがこちらに向かって歩いてきているのに気がついた。