御曹司の溺甘庇護欲が最愛妻と双子を取り戻す
父親は忙しい仕事の合間を縫って遊びに連れて行ってくれたが、母親とは公園にも行ったことがないそうだ。
義母が息子にしていたことは勉強や習い事の強制と、遊びや友人関係の制限だ。
それなのに自分が立派に育てたというのは違うだろう。
義母に鋭い視線を向けられても怖さをこらえて続ける。
「宏斗さんが心も体も立派に成長したのは競泳のおかげだと思うんです。それを選んだのは宏斗さんで、お義母様じゃないですよね? スイミングスクールに通うのを反対されていたと聞きました」
「バカバカしい。泳がなかったとしても私の指示に従っていれば、宏斗は今の宏斗になったわよ」
「ご自分の息子の気持ちもわからないんですね。それならなおさら航大を預けられません。私と宏斗さんで、この子たちを心豊かな大人に育てます」
宏斗が隣に立ち、渚の肩を抱いた。
顔を見合わせ頷き合ってから、揺るぎない視線を義母に戻す。
すると義母が一瞬、ひるんだように顔を引いた。
「生意気ね」
「す、すみません」
言い過ぎたかと思っていると、義父が義母に近づいた。
義母が息子にしていたことは勉強や習い事の強制と、遊びや友人関係の制限だ。
それなのに自分が立派に育てたというのは違うだろう。
義母に鋭い視線を向けられても怖さをこらえて続ける。
「宏斗さんが心も体も立派に成長したのは競泳のおかげだと思うんです。それを選んだのは宏斗さんで、お義母様じゃないですよね? スイミングスクールに通うのを反対されていたと聞きました」
「バカバカしい。泳がなかったとしても私の指示に従っていれば、宏斗は今の宏斗になったわよ」
「ご自分の息子の気持ちもわからないんですね。それならなおさら航大を預けられません。私と宏斗さんで、この子たちを心豊かな大人に育てます」
宏斗が隣に立ち、渚の肩を抱いた。
顔を見合わせ頷き合ってから、揺るぎない視線を義母に戻す。
すると義母が一瞬、ひるんだように顔を引いた。
「生意気ね」
「す、すみません」
言い過ぎたかと思っていると、義父が義母に近づいた。